結局のところJAVAのロードバイクはアリだったのか?【JAVA Bikes SILURO2】

ロードバイクどころか自転車に対する知識自体がほぼゼロに等しかったくせに、「コストパフォーマンス(というか単なるコスト)」だけを追い求め、中国から当時無名に近かったJAVA BikesのエントリーモデルであるSILURO2を個人輸入したのが、2018年9月のこと。日々の忙しさや他の趣味にかまけているので、1年以上がたった今でもおよそ600kmちょっとしか乗っていないのだが、

「JAVAのロードバイクって結局のところどうなのよ?」

という感想を書いていきたい。

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現在のJAVA Bikes SILURO2のスペック

とりあえず執筆時点でちょこちょこパーツを組み替えたりしているので、その辺をまとめておく。

項目純正変更後
フレームJAVA Bikes SILURO2
アルミエアロフレーム
フォークカーボンフォーク
ステムDECA アルミ6°-100mmDocooler 17°-90mm
ハンドルDECA アルミ420mm
ホイールDECA 42mmディープアルミSAKYA CARBON 50mmカーボンG3
タイヤCST CZAR C1406Continental GP4000SⅡ
シフターSHIMANO R3000 SORA
ST-R3000
フロントディレーラーSHIMANO R3000 SORA
FD-R3000-F
リアディレーラーSHIMANO R3000 SORA
RD-R3000-SS
クランクPROWHEEL 34/50T 170mmSHIMANO R7000 105
FC-R7000
BBPROWHEEL ホローテック2互換SHIMANO SM-BBR60
カセット不明 11-28T 9S
ブレーキradius キャリパーブレーキ不明 エアロVブレーキ
ペダル不明 フラットペダルSHIMANO PD-ES600
ボトルケージ無し不明 超軽量カーボンコンポジット
重量10.3kg(公表値)8.7kg

…こうやってみると意外と金がかかってる気がしてきた。気にせず次に行こう。

SILURO2のレビュー

とりあえずブレーキは変えたほうがいい

バイク自体のレビューをする前にまずはっきりと言っておきたいことがある。それは、

「何はともあれブレーキだけは変えたほうがいい」

ということ。

radius製の純正ブレーキはブレーキシューがダメすぎるのか、そんじょそこらのシティサイクルよりも効きが悪い。特に下り坂は止まれるか不安で仕方がない。シューだけの交換というのはチャレンジしていないのだが、それはブレーキ本体もなかなかに貧相な造りをしていて、なんだか期待できなかったため。

SILURO2にはVブレーキ用の台座が用意されているので、僕はせっかくだからと中華製のノーブランドエアロVブレーキに交換した。すると満足できるだけの制動力を得ることができた上に、なかなかすっきりしてかっこいい見た目も獲得した。

そんなわけのわからんメーカーのブレーキなんて怖くて使えない!という人はSHIMANO 105あたりのブレーキにさくっと交換するのがいいと思う。

ちなみに2019年モデルからJAVAのロードバイクは全てディスクブレーキになっているので、この問題は2018年モデルまでに限る。ディスクブレーキ、羨ましい…。

基本的に「変えてみたかった」からパーツ交換をしている

あともう一つ言うなら、付属のフラットペダルはなかなかにダサい&回転が重いので交換したほうがいいとは思うが、それ以外のパーツについては基本的に不満な点は無かった。僕は自転車に限らず物を弄って遊ぶのが好きなので、

  1. 見た目がダサかった
  2. 変えるとどうなるのか知りたかった

ぐらいしかパーツを組みかえる理由はない。クランク・ホイール・タイヤ・BB・ステムなどを変えてはみたが、「まずはロードバイクを楽しんでみたい!」というぐらいの気持ちであれば、純正パーツに何ら問題は無い。

特にR3000 SORAのコンポーネントは安価ながら見た目はすっきり、変速もスパスパ決まって気持ちいいので、さらなる変速性能なんてものを求めない限りこれで十分に感じるレベル。11速になったからと言って速くなるわけではないので。

パーツを変えただけの効果が楽しめる

とはいっても純正パーツはどれもそこまでよいものが付いているわけではない。純正ホイールは前後重量で2.3kgと激重だし、タイヤは安物、クランクもはっきり言ってだいぶしょぼい。

そういうところを一つ一つ手を加えていくと、どんどんバイクの性能が上がっていくことを体感できる。これがまぁ楽しい。不満があって変えてるのではないのに、変えると如実に良くなるのを感じられるのだから、こんなワクワクすることはない。ただその変化にはすぐに慣れてしまうので、各々のお財布事情に合わせて楽しむのが良いと思う。

フレームデザインはかっこいいが、さすがに重たい

JAVA Bikes SILURO2の何が良いって、やはりその見た目。

そもそも10万円以下で新車のロードバイクを選ぶこと自体が困難で、かつあったとしても有名ブランドのものの場合はあんまりかっこいい物は多くない。やはりある程度カッコよさを求めようとすると値が張ってしまうのだ。

対してSILURO2は(購入時点かつ中国からの個人輸入で)6万円でこのエアロフォルムが手に入る。ワイヤーは内装式ですっきりしているし、溶接部分はパテで処理されているので、まるでカーボンフレームかのようなつるっとした見栄えをしている。塗装も割と綺麗だ。カーボンフォークも綾織の継ぎ目が表面で見えてしまっている部分があることはあるが、細かいことを気にしなければとても高品質な仕上がりにある。

ただやはりその分犠牲になっている部分も多い。とりあえずフレーム重量はそこそこあるようで、ホイール・タイヤ・クランクという大物を軽量化した現在でも総重量が約8.7kgとなっている。実際、友人の某有名メーカー製エンデュランスアルミロードバイクと比べてみると、指ではじいただけではっきりとわかるぐらいSILURO2のフレームは分厚い。そこにさらにエアロ形状&パテによる成形が含まれているのだから、重量面での不利は否めない。

また乗り心地はハード目なのに、他と乗り比べてみるとペダルを踏んだ時の「グンッ」と進む感じも弱く、僕の体力的な問題はあるが坂道はつらい。フレーム単体での性能は高くないだろう。

ちなみに塗装もさほど強くはないようで、トップチューブをフェンスの角などにぶつけてしまった際には簡単に傷がついた。マット塗装のモデルを選んだが故に補修が難しい…。

弄りやすさや互換性について

僕にとって初めてのロードバイクとなるので、弄りやすさや互換性を他のものと比べることは難しい。ただ一つ言えることは、現状で何か困った経験をしたことは一回もない、ということ。

例えばクランク交換のついでにBBも交換してみたが、みょうちくりんな独自規格が採用されている、なんてことはなく、普通にSHIMANO製のホローテック2BBと、普通のサイズの105クランクが何の苦労もなく装着できた。ネジ山の精度もばっちりで、エアロVブレーキの台座なども含めどれもするするっと入っていく。恐らくこのあたりの互換性はSHIMANOに準拠されているようだし、精度も高い。「中国製だから」といってびくびくおびえながら触る必要は全くなかった。使われているネジもどれも一般的な規格だ。

コラムカットをした際にはフォークを抜いたりもしてみたが、SILURO2のヘッドチューブ上下はシールドベアリングが軸受けを担っていた。玉押し式のベアリングじゃないのでむしろ整備性は高く、かなり扱いやすかった。

唯一気になっているのは、フレームの中にはアウターごとワイヤーが通っているので、これを交換するときは少し手間なんだろうなぁ、ということ。そんな作業は(自分の場合)滅多にしないだろうから気にしないことにしている。

補修部品について

シートポストやディレーラーハンガーは専用品で、ヘッドチューブ上下のシールドベアリングはなかなか容易には手に入りそうにないサイズのものが使われている。もしこの辺が壊れたときにはちょっと手間なんだろうなぁ…という気はしている。

ただJAVA BIKES JAPANという国内正規代理店が存在するので、ここに問い合わせれば補修部品の入手はある程度可能だと思われる。僕のは並行輸入品なので保証は受けられないし、まだ補修部品が必要になったことはないが…。

一方でマイナーチェンジも年単位で頻繁に行われているようなので、古くなった時のサポートについては少々気になる部分がある。この辺はマイナーブランドの宿命。

JAVA Bikes SILURO2のいいところ

  • 安い!圧倒的な価格優位性
  • エアロ形状でノーマル状態でも十分かっこいい
  • ワイヤー内装式で見た目すっきり
  • カーボンフォーク
  • カラーバリエーションが豊富
  • SORAコンポーネントなので性能的に不満が少ない
  • Vブレーキが選べる
  • 純正パーツがそこそこまとも
  • 弄りやすさや互換性が高い
  • パーツ交換の効果を実感しやすい
  • 国内正規代理店が存在する

JAVA Bikes SILURO2の悪いところ

  • 純正ブレーキがしょぼすぎる
  • フレーム重量がそこそこある
  • 多分フレームの性能は高くない
  • 純正ホイールが激重(使えないことはない)
  • 補修部品の供給体制がどこまで続くか不明
  • 2019モデルはディスクブレーキ化されててズルい

ロードバイクの第一歩を踏み込むキッカケに

はっきり言って僕は予算の範囲内でなるべくかっこいいものが欲しいと常に思っている人だ。20万円ぐらいぽっとだせるのであれば他メーカーでかっこいいバイクをある程度選べるとは思うが、10万円以下となると途端に見た目がイマイチなものばかりになってしまう。

その点SILURO2はエアロ形状でかっこよく、純正状態でも素人目には満足度の高いデザインをしている。確かについているパーツ一つ一つはそこまでコストのかかっているものではないが、性能としては十分で、パーツ交換の効果を体感できる楽しみも多く残されている。

「自分で弄って楽しみたい」派の人間にとって、これほど丁度いいロードバイクを始めるきっかけになるバイクも珍しいのではないだろうか。

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AliExpress.com Product – 2019 JAVA SILURO3 Road Bike 700C Alumnium Frame with Carbon Fork Disc Brake R3000 18 Speed Aero Racing Bicycle

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