中華激安GPSサイコンiGPSPORT iGS20Eを購入!ログも見れるしデータも割と正確で、コスパ最強かも

「サイクルコンピューター(サイコン)が欲しいなぁ~」なんてロードバイクを買った時から思っていた。単純に今の速度とか知りたいし、もっと言えば現在時刻、走行時間、距離など、もろもろの情報があると嬉しい。ただ…、以前乗っていたマウンテンバイクにも、安い速度などが見れるサイコンを取り付けていたのだけども、途中から飽きて時計としてぐらいしか使わなくなってしまっていたのも事実。

しかし、どうやら最近はGPS付きのサイクルコンピューターが結構主流となってきていて、STRAVAといったアクティビティ系SNSの活用にはGPSサイコンがもはや必要不可欠だといってもいい状況。STRAVAを使えば走行記録を蓄積していくこともできるらしい。しかもGPSサイコンなら、あの煩わしい「マグネットをホイールに取り付けて、センサーの配線をフレームに這わせて~」みたいな作業も不要。GPSサイコン、アリなのでは…?

GPSサイコンの値段高すぎ問題

ところがこのGPSサイコンってやつの値段が高すぎる。例えばこの分野でトップブランドとなっているGARMIN社製のものをピックアップすると、最廉価品でも1.5万円は下らないし、標準的なものにしようとしたら3万円以上は見ておかなければならない。

僕の6万円の愛車に付けるにはあまりに高すぎるし、そもそもつけたところで速くなるわけでもなんでもない物にそんなお金は出せない。そもそもケイデンスとか心拍数とか結局見なくなるのが目に見えているので必要ない。今どきGPSのセンサーなんて全く高価なものではないし、もっと安くて手軽で機能も絞った製品はないものか?

iGPSPORT IGS20E

というわけで選んだのが、iGPSPORTという中華ブランドのGPSサイクルコンピューターiGS20E。同ブランドの中では最廉価のエントリーモデルで、内蔵したGPSセンサーと温度・気圧計から得られるデータのみを収集するシンプルなモデル。日本国内でも6000円程度、タイミングによっては5000円ぐらいで購入可能な、おそらくGPSサイコンとしては現状最廉価のモデルだろう。仕様としては

GPS 高感度GPS(みちびき等には非対応)
スクリーン 30×38mm モノクロ液晶
使用環境 -10℃~50℃
重量 約59g
外寸 46×71×22mm
防水 IPX6
表示データ 速度、平均速度、最大速度、時間、走行時間、日付、消費カロリー、オドメーター、トリップメーター、勾配、標高、気温
メモリー 約90時間分
電池時速時間 約25時間
電池容量 500mA
インターフェース microUSB

となっている。サイコンに必要な機能は最低限詰め込まれているうえ、20時間以上の連続稼働時間があるので、そう頻繁に充電する必要もなし。重量も約60gと軽量。

箱の中身は、

  • 本体
  • microUSBケーブル
  • スタンダードマウント×2
  • バイクマウント用パッド×2
  • 取り付け用リングバンド×4
  • ユーザーマニュアル

ユーザーマニュアルは英語版となっているが、iGPSPORTの公式WEBサイトより日本語版のダウンロードもできるという親切さ。ただマニュアルの中身はかなりざっくばらんとしている。

保護フィルムを貼り直したら気泡が入ってしまった…

iGS20E本体は、悪く言えばプラスチック感むき出しで安っぽい。物理ボタンが2つだけしかないというシンプルさだが、ボタンのクリック感は良好でわかりやすい。裏面四隅のネジ部分はシール処理してあり、microUSB端子のゴムカバーもねじ止めされているなど仕事は丁寧で、きちんと作ってある感じが伝わってくる、裏面上部には脱落防止用のストラップを取り付けられる穴まで用意されている。

GARMIN互換マウントの設置自由度は高い

マウントはゴムバンドをクロスさせる形で取り付けるだけ。なのでハンドルの上や、

ステムの上など、ゴムバンドが届く範囲であればどこでも設置可能。2setあるので、複数の自転車に使いまわす時にも便利。

サイコンを固定するには、まずサイコンを真横において、

横に90°クルッと回せばOK。ちなみにGARMINと同形状のマウントを採用しているので、社外のマウントを使用することも可能。実際に僕はサイコン+ヘッドライトを取り付け可能なマウントを別に購入したので、そっちを使用している。

時計だけ合わせる必要アリ

左側の電源ボタンをぽちっと押せば、即座に電源がONになる。

iGS20EはGPSを搭載しているのにもかかわらず、なぜか時刻はUTC/GMT+08:00で表示されている。日本はUTC/GMT+09:00なので、変更する。

右のボタンを2秒以上押すと、時計の設定モードへ切り替わる。この状態で右か左のボタンを押すと、タイムゾーンが1時間ごとに切り替わる。

UTC/GMTを+09:00にしたら、この状態で10秒程度放置するか、あるいは右のボタンを2秒以上押すと設定が保存される。これで時刻を合わせる作業は完了。設定が必要な項目はただこれだけ。電源を切る際は、電源ボタンを2秒以上押せばOK。

microUSBで充電

電源をOFFにした状態で本体の裏側にmicroUSBを刺せば充電される…と思うのだけども、特にLEDが光ったりしないのでされているのかどうかよくわからない。この状態でボタンを一回押すと、時計が表示される。しばらく放置したら電池残量が増えたので、ちゃんと充電されているみたい。

自転車に取り付けるだけで簡単に使用可能

後は自転車に取り付けて電源をONにすれば使用可能。センサーとか這わせなくていいのって本当に楽でいい。

GPSをキャッチできるような状況(晴天で屋根のない開けた環境)であれば、電源をONにしてから5秒~120秒程度で受信が完了し、衛星のマーク()が点灯する。その状態で左のボタンを一度クリックすると記録が開始され、記録マーク(青)が点滅する。記録を停止させるときは左のボタンをもう一度押すだけ。記録マークが点滅中が記録中で、点灯が一時停止中を表す

右のボタンをクリックすることによって、表示項目を3モードで切り替えることが可能。総走行距離以外はどれも最後に記録されたセッションでの項目を表示しているはずなのだけども、正確なところは不明。

日の出・日の入に合わせて自動でバックライトが点灯・消灯

iGS20Eはスマートバックライト機能を搭載しており、GPS位置情報をもとに自動的に日の出・日の入時刻を算出、その時間に合わせて自動でバックライトが点灯・消灯する。バックライトの明るさは真っ暗な場所で見ても眩しくない程度の明るさなので、とても見やすかった。自動で点灯していない場合は、ボタン操作を行うと15秒程度点灯するので、右ボタンでデータを切り替えながら点灯させるといいと思う。

見やすく、データもかなり正確に取れる

実際にロードバイクに取り付けて走ってみたが、まず画面サイズがそれなりにあり、モノクロの液晶画面はコントラストがはっきりとしているので視認性がよかった。ボタンのクリック感もはっきりとしているので、走りながら表示を切り替える際も操作性がよく、切り替わったことがはっきりと指に伝わってくる。

GPSの受信感度だが、複数回試してみたところ、5秒程度でキャッチする場合もあれば1分程度かかる場合もあり、わりとマチマチな印象。しかし一度キャッチしてしまえば早々ロストすることもないようで、実際データの途切れなどは見当たらなかった。データ測定はどうかというと、速度は0.5秒に1回程度のペースで切り替わっていき、きちんと相応のスピードが表示されていたので安心感はある。標高のデータは(どのサイコンでも同様だと思うが)気温と気圧から測定されているので、完璧に正確だとは考え難い部分もあった。ただきちんと1m単位で切り替わっていくし、平地を走っている分には「おおよそそれぐらいの高さだろう」という数値が出ていたので、目安にはなると思う。

消費カロリーの表示項目もあるが、そもそも身長や体重などを入力する項目もないので、はっきり言ってただの参考値でしかない。

STRAVAへのアップロードも可能

パソコンとiGS20EをUSBケーブルで接続することによって、STRAVAへのデータアップロードもできる。

まずはiGS20Eの電源を切った状態でUSBケーブルでパソコンと接続し、その後iGS20Eの電源をONにする。するとパソコンでサイコンが認識される。

STRAVAのダッシュボードから「アクティビティをアップロード」を選択する。

STRAVAにはiGPSPORTのデバイス項目がない。とりあえずGARMINを選択。

GARMINを選択後に、「ファイルを直接アップロード」をクリック。

iGS20Eのフォルダを開き、Activitesフォルダからアップロードしたいファイルを選択、「開く」をクリックすればOK。

アップロードされたデータがこれ。キチンと走行した軌跡が残っているし、速度変化や気温、消費カロリーも出てくる。GPSデータは、多少の荒さこそ感じるが、完璧に通った道をそのまま記録していた。

試しにスマホと接続してみたが…

物は試しということで、スマートフォンとiGS20EをOTGケーブルを使用して接続してみたが、そもそもSTRAVAアプリ自体がサイクルコンピューターとの物理的な接続を想定していないのか、データをアップロードすることができなかった。その点では、出先でデータのアップロードをしようとするとPCが必要不可欠になるので不便なのかなぁと思う点もあった。が、個人的にはそんなことをするタイミングはほぼほぼないので問題なし。

記録をつけるという意味で超便利

「サイコンなんて所詮ただのメーターでしょ?」と思っていた部分は確かにあったし、実際に自転車に乗せている間はただのメーターでしかなかった。しかしGPSサイコンであるがゆえに、STRAVAを活用すれば、走行したデータがきちんと残るというのは素晴らしく便利。累積の走行距離はもちろん、例えばタイヤをどれだけ使っただとか、いつパーツを交換しただとかいうデータもSTRAVAと連動させることでできるので、ロードバイクの楽しみ方がまた一つ増えたような感じがする。

「必要最小限の機能だけ付いてるGPSサイコンを手軽な価格で欲しい!」「とりあえずGPSサイコンを試してみたい!」という人であれば完璧におススメできる。機能が絞られているので、拡張性を求めたり、スマホとの連動が欲しいのであれば上位機種を買った方がいいと思うが、僕のように手軽さ・気軽さを求めるのであればこれで十分だと思った。