【レビュー】GOTAL チェーンディグリーザーの素:お湯に溶かしてシェイクするだけ!飛行機で持ち運べる自転車用チェーン汚れ落とし

3.5
自転車用品
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自転車で旅をしている人にとって、日々のメンテナンスは悩みのタネかもしれない。最小限の荷物で旅をしたいのに、チェーンの汚れを落とすためにパーツクリーナーやらなにやらがカバンの中を占拠するのはできるだけ避けたい。

そんな中、粉末をお湯に溶かすだけでチェーンの汚れを落とせるケミカルが登場した。それが紹介する【GOTAL チェーンディグリーザーの素】だ。今回はGOTALの商品提供を受けてレビューを行っている。

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GOTAL チェーンディグリーザーの素

GOTALは2022年に発足したばかりの自転車用品ブランドで、その商品第一弾として発売されたのがこのチェーンディグリーザーの素。この商品、一般的なそれと異なり粉末タイプであるというのがかなりの特徴となっている。

中を見てみると、このように水溶性の白い粉末とスプーンが入っている。

使い方をざっくり説明すると、この粉末をタッパーなどの容器に入れ、お湯で溶かし、チェーンやスプロケットカセットを一緒に入れてガシャガシャと振るだけ。これで汚れが簡単に落とせるのだという。

粉末タイプなので液体やスプレーと違って持ち運びやすいし、危険性が低いため航空機内に持ち運ぶことも可能。必要な分だけ取り出して適当な密閉容器に入れておけば、旅先のホテルなどでも手軽にチェーンを清掃することができる、というのがこの商品最大の魅力だろう。

アルカリ性の洗浄液

GOTAL チェーンディグリーザーの素は、お湯に溶かすことでアルカリ性の洗浄液となる。僕はよく知らないのだが、なんだか自転車の世界ではアルカリ性の洗浄液はチェーンに使ってはいけないことになっているらしく、一部ユーザーから拒否反応が強いとかなんとか。確かにチェーンメーカーの注意事項を見てみると、「アルカリ性や酸性の洗浄液を使うな」と言った文面が見られる。

メッキや金属を冒してしまうような強い洗浄液なら確かに危ないが、さすがにこのお湯で溶かして使うような商品がそこまでの強烈なアルカリ性になるとは思えない。GOTAL WEBサイト内のブログでもその辺については詳しく説明がされている。

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個人的には洗浄液をきれいに取り除いた後はどうせすぐにチェーンルブを塗るのだから、あまりめんどくさいことまで気にする理由もないように思う。

実際に洗浄してみる

何はともあれ実際にGOTAL チェーンディグリーザーの素を使ってチェーンを清掃してみよう。

とりあえず150kmぐらい走ってそれなりに汚れの付いたチェーンとスプロケットを用意した。普段だったら灯油でジャバジャバ洗ってしまうのだが、この汚れがどこまで落ちるのだろうか。

お湯250mLに対し付属のスプーン一杯を混ぜる

まずは百均で適当に買ってきたタッパーにGOTAL チェーンディグリーザーの素を投入。付属のスプーン一杯に対しお湯250mLを入れるとあり、チェーンだけならそれで事足りるだろう。今回はスプロケットもあるのでスプーン二杯分の素を入れた。

これに沸かしたお湯を500mL入れる。するとブクブクと泡が立ち、少し二酸化炭素が発生する。ほぼ無臭ながら若干薬品っぽい匂いもあるので、屋内で作業する場合は部屋の窓を開けておけばよいだろう。ちなみにこの洗浄液、手につくと少しヌルヌルする。

ここに汚れがついたチェーンとスプロケットを入れる。お湯を入れてから約2分間は二酸化炭素が出るらしいので、とりあえず蓋を開けたまま少し待つ。

容器ごとシェイク

2分待ったら蓋をして、容器ごと軽く振って洗浄液を行き渡らせる。ガシャガシャ洗えるのが少し気持ちいい。

横から見てみると洗浄液が汚れで真っ黒になっていることがわかる。表面にほとんど油が浮いたりしていないことからも、しっかりと油分が溶けていることがわかる。

水でしっかりすすぎ、最後はお湯ですすぐ

廃油を捨てたら、水で何回かすすぐ。水が黒く濁らなくなったら洗浄液が除去できたサインらしいが、僕は3回めぐらいですでに濁らなくなったのでそれで良しとした。最後はお湯ですすぐことでその後の乾燥時間を一気に短縮できる。

廃油は鉄粉を取り除いて水で薄めることで下水に流すことができるのが嬉しいポイント。

汚れ落ち性能はあと一歩に感じる

すすぎまで終わった直後のチェーンとスプロケットの状態がこれ。僕が普段洗浄力の強い灯油やガソリンで洗っているのでどうしてもそれとの比較になってしまうのだが、割りと黒い汚れが残っていて洗浄力がイマイチに感じてしまう。ただ手で触るとはっきりと分かるのだが、表面に油分は殆ど残っていない。ブラッシングしなかったことで残った汚れが目に見えているだけのようにも思う。

実際この後に水分を取り除くためにしっかりとウエスで拭うと、汚れはほとんど完璧に落ちた。ここまでくれば灯油やガソリンで洗うのとほとんど変わりないかもしれない

手間と値段と持ち運び性能のバランス感

正直な感想を言うと、洗浄の手間の割に汚れ落ち性能が今一つで、1~2ヶ月に1回程度のチェーン清掃頻度な僕としてはあまり良さがわからなかった。いつも車やバイクの整備も自分で行っていることもあって家であれば廃油処理も可能なことを考えると、やっぱり灯油やガソリンで洗うほうが楽だなと思った。ただ家でガソリンを使ってチェーン清掃できる人なんてそう多くないはず。

専用のディグリーザーに比べて圧倒的に安く、現時点でAmazonで2800円で販売されているこの1袋で8.5L分の洗浄液が作れる。500mLあたり500円~1000円ぐらいの専用ディグリーザーが多いことを考えると圧倒的なコストパフォーマンスの高さを誇る。さらに持ち運びも便利なので、お湯さえあればいつでもどこでも洗えることをメリットに感じる人も多いかもしれない。

実は今回のレビューで使った写真は、GOTAL チェーンディグリーザーの素を使って洗浄した2回目の映像。1回目に洗浄してから約2ヶ月普通にチェーンやスプロケットを使っていたのだが、その間にチェーンやスプロケにサビなどが出ることはなかったので、やはりアルカリ性であることはさほど気にすることでもないと思う。ただし塗装された部品やアルミの部品に関しては少し気をつけたほうが良いかもしれない。

まとめとなるが、GOTAL チェーンディグリーザーの素は僕の環境ではあと一歩洗浄力があれば好ましかった。ただこの商品がバチッと使用用途にハマる人は必ずいるし、もう少し希釈すればフレームなどの汚れ落としにも使えるので、気になった人は試してみて損はないだろう。

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