組み立てたし、ライトもつけたし、防犯登録もしたので、ついに胸を張って公道を走れる状態になった僕の初ロードバイク、JAVA Bikes SILURO 2。正確には防犯登録する際に少し走ったのだけども、ここでついに初ライドに挑みたい。やはり、SILURO 2のようなエアロロードバイクにとって真骨頂ともいえるような、スピードが出しやすい場所でライドしたい。その場所とは…
別大国道で初ライド！
やはり大分のサイクリングロードでスピードが乗る場所といえば、別大国道。海岸線沿いを走るので道は比較的平坦で、かつ歩道はサイクリング用にしっかりと広く整備されている。数年前に大分市から別府市まで完璧に整備されたこの道路だが、今回はバイクのシェイクダウンなので、ちょうど中間地点となる田ノ浦ビーチを目指すことにした。
高速域での高い安定感と失速感の無さがすごい
別大国道は我が家からそこまで遠くないので、自宅からSILURO 2にまたがってペダルを漕ぎ出した。その瞬間に思うのは、「思っていたよりも漕ぎ出しが重たい」ということ。三宅島をサイクリングした際に友人から借りたロードバイクに比べると、明らかにペダルが重く感じる。これゆえに青信号になったタイミングや、加速しようと思ったタイミングでは軽快感が薄い。おそらくこれは前後合わせて2.2kgあるという激重アルミディープリムホイールによるものだと思われる。仕方がないとはいえ、ペダルを漕ぎ出した瞬間に少しだけ残念な気持ちになってしまった。
しかし別大国道に入り、いざスピードを出してみると、不思議な気持ちになった。これまで僕は何度も、自分のMTBでこの道路を走ったことがあるのだけども、その時とは全く異なる感覚がある。とにかく速度が伸びていくような、そんな感覚だ。もちろん僕自身の限界はあるものの、上り坂に差し掛かったり、ペダリングをやめたりしても失速感が薄い。MTBと比べてどころか、三宅島で乗ったロードバイクよりも失速感がないように思う。またガンガンペダルを漕いでいても、23Cという細いタイヤからはイメージできないほど安定感が高く、それは速度を出せば出すほど感じる。おそらく失速感の無さと安定感の高さは、激重ホイールによる慣性の法則がかなり出た結果なのだろうけども、きっとエアロフレームとディープリムホイールによる空気抵抗の低減も効果があるに違いない。…多分ね？
懸念のブレーキは問題なく効いた
懸念していたradius製キャリパーブレーキの性能なのだけども、そこまで問題ないレベルでは効くことが分かった。もちろんMTBに付いているVブレーキのようにガツンと制動がかかるわけではないが、一般道を普通に走る程度であれば何ら問題は無し。ダウンヒルのように重力がプラスされる状況だとどうなのかは、まだ試していないので不明。ただもうちょっとブレーキパワーがあると楽そうだなぁという感覚はあった。
後日ダウンヒルで試してみたところ、はっきり言って不安を覚えるレベルで止まらなかったので、パッド交換やシステム自体のアップデートで対応したい。平坦地だけを走るのであればそこまでひどい問題ではない。
田ノ浦ビーチで休憩
というわけでじっくりとSILURO 2の乗り味を味わいながら、目的の田ノ浦ビーチに到着。3km強の距離をほぼ全力で漕ぎ続けたのでどっと疲れた。
改めて見てみると、田ノ浦ビーチってサイクルスタンドとかも設置されてて、結構自転車乗りに優しくなっているのね。これまで気づかなかった新しい発見だった。駐車場が広くサイクリングの拠点にする人も要るっぽいので当たり前っちゃ当たり前なのかもしれないが。
かんたん港園にもちょっと寄り道
帰り道にちょっとだけかんたん港園に寄り道。当日は曇り気味であまり天気がいいとは言い難かったが、それでも景色がよく気持ちがいいのでオススメ。お洒落なカフェも多いので小休憩するのもいいよね。
ペダルとかホイールとかを変えてみたくなった
シェイクダウンということで10kmほど走っただけに過ぎないが、ロードバイク、楽しい…。多少の疲労は伴うけども、普通の自転車よりもハイスピードで移動出来て、かつ気軽に寄り道もできるってのはとてもいい。難点としてはSILURO 2純正ホイールの重たさゆえか軽快感が薄いのはちょっと残念で、購入前に考えていた通りホイールの交換をしてみたいなぁという欲求が高まった。ただそれはもうちょっと後かな…。また、せっかくのロードバイクなのに付属してきたフラットペダルのままというのも、やはり残念な感じがする。気軽に寄り道ができるようにSPDペダルとビンディングシューズが欲しいところ。
しかしこのSILURO 2、直線路をビューンっと走っていくのはすごく気持ちがいいし、ペダルを踏めばぐんぐん進んでいく感じも楽しい。外に持ち出すとデザインのカッコよさが際立つし、いい買い物をしたなぁと思った初ライドだった。
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