サイクリングおおいたで初級に設定されてる大分市→湯布院コースに行ってみたら死ぬかと思った

2019年4月12日

「サイクリング 大分県」とかで調べるとトップに出てくるWEBサイト、それはサイクリングおおいた。運営しているのは大分空港利用促進期成会事務局(大分県交通政策課) で、これすなわち大分県が直営している、県内でサイクリングを楽しむための情報サイトなのだ。見た目とか使い勝手はさておき、ちゃんと更新されているし、情報もちゃんとあるからすごいなとは思うのだけど…。

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コース設定がスーパーハードモード

サイクリングおおいたでは、大分県内でオススメのサイクリングコースがなんと11個も紹介されている。それがこれ。

このコース…大分県民なら大体わかると思うのだが、どれもかなりえぐい高低差を持つルート設定がされている。「ファミリー」なんて分類がされているコースですらそこそこキツイ。もしかすると中上級に設定されている別府湾岸・国東半島海べの道が、距離は格段に長いが、ある意味一番平坦で易しいかもしれない。上級コースを走れる人はプロレベルの実力者しかいないだろう…。

やまなみアクセス(由布院接続・初級)に挑戦してみる

というわけで、JR久大本線沿いの県道210号線を主に通り大分市内から由布院に向かう、やまなみアクセス(由布院接続)コースにチャレンジしてみる。サイクリングおおいた曰く「初級」らしいが、挑戦する前から初級の意味が失われている気しかしない。

このコース設定に対し、サイクルおおいたはこのような売り文句をつけている。

由布院までの緩やかな迂回コース

大分市街地から由布院までを抜けるコースで、やまなみハイウェイコースより起伏が緩やかでのんびり走れるコース。
やまなみハイウェイはちょっと自信がないけど由布院まで行ってみたい方にピッタリ。

JR久大本線沿いのコースなので、大分駅から輪行して由布院駅までワープすることもできちゃいます。

サイクリングおおいた

まさに物は言いようである。のんびり走れるなんて嘘っぱちも甚だしい。

参照:ルートラボ

このルート、車では何回も通ったことがあるが、ただひたすらにダラダラと山を登っていくのだ。どうやらコース通りに行くと、距離が42.4kmに対し、最大標高差が572m、獲得標高は744mだそうな。ちょっと何言ってるかわからない。いったいどこの世界の住人がこれを初級と呼ぶのか。

大分市内を抜けるまではイージーモード

というわけで実際に走ってみる。ルート通りに行くと大分市内の交通量がかなり多いところを走ることになるので、その辺は適当に迂回して県道210号線を目指す。ここまでは大分平野の中を通るだけなので起伏は少なく、かなりイージーモード。

交通量は多いが歩行者はほぼいない

県道210号線に入り、スタートから10kmほど走ったので写真撮影。ちなみに真ん中に見える山が由布岳で、左の山を左側から迂回し由布岳のふもとにある湯布院を目指すというのが今回のルート。

20km地点ではまだ100mしか登ってない

だんだん上り坂になってきたな~と思ったぐらいが20km地点。実はこの時点ではまだ100mほどしか標高が上がっていない。自転車のソロツーリングは今回が初めてなんだけども、正直この時点でもういいかなって気がしてきた。

湯布院まで残り21km
桜が綺麗に咲いてた。菜の花の黄色と桜のピンクのコントラストが美しい。

ちなみに交通量はそこまで多くはないとはいえ、街道沿いで大型トラックなどもバンバン通行するため、タイミングを見て上手く譲ってあげるのが吉。また山に入れば入るほどコンビニなどは姿を消していくが、スーパーやガソリンスタンド、自動販売機はちらほらあるので、飲み水の確保は定期的にできる。またこの辺りからペダルを漕ぐだけでぐんぐん標高が上がっていく。

30km地点で足がつる!絶体絶命のピンチ

勾配もだいぶきつくなってきて、標高は300mを超えた30km地点で事件は起こった。足もそこそこ回らなくなってきたのでダンシングをしようと立ち上がった瞬間、ピシッと右ふくらはぎに電撃が走る!やばい足つった!急いで左足のビンディングを外して自転車を路肩に止めるが、右足が痛すぎて全く動けない…。

ちょっと待つとどうにか動かせるようになったので、歩道に移動してストレッチをするが、太ももは軽く張った感じで万全とは言えない。とはいえ戻るのもしんどいし、リタイアするにしてももうちょっと先まで進まないと駅がない。仕方がないのでサドルにまたがってペダルを漕ぐが、ペースはだいぶ悪化。足が痛すぎてちょくちょく休憩を挟まないといけない状態に。

34km地点で標高400mに到達
目的地の道の駅ゆふいんまであと6km

ゴールを目の前にして激坂が現れる!

牛の歩みレベルでどうにかペダルを漕ぎ続けていたら、ゴールまであと3kmほどになった。目の前にそびえたつのは激坂。ここにきてこんな試練があるのか…。ふくらはぎをかばっていたら次第に太ももまでつりそうになっていたので、一部では自転車を押しながら歩いて、どうにかこうにかゴールの道の駅ゆふいんに到着したのだった…。

自転車置き場を探したけど見当たらなかった。こんなところに自転車で来る馬鹿なんていない。
豊後牛の丼でパワーをつけようかと思ったが、足が痛いのは治らなかった

限界を感じたので帰りは輪行

元々の計画では「帰りは下りだし楽勝でしょ」なんて思っていたのだけども、はっきり言ってそれどころじゃないぐらい足がパンパンで動かないので、帰りは輪行することに。線路沿いルートを選んでいてよかった。そんな気がしてたから輪行袋を用意していたのだ。

由布院駅までは3.3kmあるが、下るだけなのでサドルにまたがっていさえいれば楽勝だ。駅にあふれている観光客に「自転車ってそんな風に袋に入るのね!」と声をかけられながら輪行袋に詰めると、もうすぐ列車がやってくるというアナウンスが。1時間に1本ぐらいしか列車がないので運がよかった。

車窓から由布岳を見ながら列車に揺られる

940円払えば1時間座ってる間に大分駅まで帰れるんだから、文明って素晴らしいよね。これが現代人のあるべき姿だと思う。きっとサイクリングおおいたを作った人も車かバイクでルートを見て回ったに違いない。

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