「軽量なホイールが欲しい」
とずっと思ってきた。なぜなら純正ホイールの重量が前後合わせて2.3kgと超激重だから。一般的な入門ロードバイク完成車のホイールに比べたって重たいこのホイールは、いくら42mmディープでかっこいいといっても脚に辛すぎる部分が否めない…。
中華カーボンホイールを買おう
正直なところロードバイクに関しては「見た目が良ければそれでよし」と思っているので、50mmぐらいのディープリムでカーボン製のホイールが欲しい。となるとメーカー品だととても高くて買えないので、必然的に中華カーボンホイールから選ぶことになる。
Amazonで「カーボンホイール」と検索すると中国製のホイールがたくさん出てきて楽しいのだが、今回はAliexpressを使って中国からホイールを輸入してみる。その方法は以前紹介しているので、そちらを参照してほしい。
G3組ストレートプルのホイールをGET
今回はSAKYA CarbonというAliexpressに出品している完組ホイールショップから購入したのだが、注文してからわずか6日で到着した。対応から発送までめちゃくちゃ丁寧で速かったので、届く前から好印象。
かなり大きいが軽い、簡素な段ボールが届いた。
中身は緩衝材でしっかりと包んだ丁寧な梱包になっていた。
ホイールのスペック
梱包をほどくと、成形が美しい高品質さがうかがえるカーボンホイールが出てきた。ちょこちょこっとカスタムをしてもらったのでスペックを書くと、
- リム素材:東レ T700
- タイヤタイプ:クリンチャー
- リムの高さ:50mm
- リム幅:23mm
- 表面処理:3K matte
- ハブ:Powerway R36 G3
- スポーク:Pillar 1432
- スポーク数:F18/R21
- カセットボディ:SHIMANO 11S
となっている。ストレートプルスポークのG3組にしたかったので、Powerway R36ハブが必須だったのと、そこに合わせるスポークは横幅の広いエアロスポークが良かったので、Pillar 1432を選択した。ハブ・スポーク・ニップルの色は選べたが、全て黒で統一。
重量はリムテープ込の状態で
- フロント:688g
- リア:830g
の前後合わせて1518g。純正ホイール比で約800g(!)の軽量化を果たした。
綾織模様がうっすらと見えるマット仕上げがかっこいい。画像中央付近に斜めにカーボン生地の継ぎ目があるのだが、じっくり見なければわからないレベルで上手く処理されている。ブレーキ面はバサルト加工などされていないが、多少強化されているように見える。
23mmワイド幅のリムの中には最初から赤いリムテープが備え付けられていた。中央の窪みがわずかに浅いようで、タイヤを組むのがちょっときつかった。特にバリなどは見当たらず、非常に丁寧に仕上げられている。
Powerway R36ハブは中央部分のカーボンが逆にチープな印象を与えるが、かなりコンパクトで悪くない。重量は前後合わせて291gらしい。
きしめん形状のエアロスポークPillar 1432は、幅が3.2mmと広いので横から見たときの存在感が大きい。G3組だが前後ともに縦横振れがほとんどゼロに近いぐらい無く、テンションもしっかりと張られていた。この組み立て精度はすごい…。
必要最低限の付属品
- ニップル&スポーク×3
- 前後クイックリリース
- カセットセット用1.85mmスペーサー
- カーボンリム用ブレーキシュー×4
と必要最低限の付属品が入っていた。
付属のクイックリリースは見た目も重量も重いので、これは使わずに純正を流用することにした。
うっすら茶色のブレーキシュー。「Shimano dura ace」って書いてあるけど、十中八九違うと思う。あたり面がリムに合わせて微妙にラウンドしていて、見た目の作りは意外といい。素材はコルクっぽい雰囲気があるが不明。
ただ不思議なことに若干長いのと、自転車に装着すると色がかっこよくない。これはそのうち適当なのに変えてみたいが、まずはそのまま使ってみることにする。
ロードバイクにインストール
タイヤ・チューブ・スプロケットカセットを移植し、ロードバイク(JAVA SILURO2)にインストールした姿がこちら。
フロント・リア共にスポーク数が少なく、特にリアはかなりすっきりしていてかっこいい。きしめん形状の太いスポークも存在感が大きく、50mmのディープリムと合わせてエアロ効果が高そう。フレームに合わせたマット仕上げを選択したのもあって引き締まった印象。
ちなみに、バルブ長60mmのチューブを使ているので、リムからの飛び出し量は最小限に収まった。カーボンリムなのでリムナットの締め過ぎには注意(というか別にリムナットもバルブキャップも必要ない…)。
インプレは後日。インプレしました。
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