かっこいいロードバイク用のホイールが欲しいわけですよ。具体的にはこんなやつ。
カンパニョーロのBORA ONE 50というホイールなんだけども、まぁ一目見てかっこいいよね。カンパニョーロホイールの特徴であるリアのG3組みスポーク(3本×7)と存在感を強く主張するディープリムが男心をそそりまくる。
ホイールに20万円…?
このやたらとかっこいいホイールは普通に買うと20万円越えととんでもないお値段になる。サイクリストに言わせれば「性能を考えるとお買い得」らしいが、自転車のホイールに20万円は僕は無理。
カンパニョーロのホイールは基本的にリアがG3組なので、せっかくだから「ロードバイクのホイールとしてはコスパ最強!」との呼び声高いZONDAを見てみると、大体5.4万円ほどで収まる。BORA ONEに比べればかなり安いが、自分の自転車の値段を考えるともっと安く抑えたい気分になってくる。しかもZONDAはアルミホイールだし。
中華ホイールのG3組みもあるけど
国内のAmazonで探せば似たようなホイールはすぐに見つかる。これは中国製のカーボンリムを使用したもので、こういっちゃなんだが十分カッコいい。これでお値段4.5万円で手に入るのだから、ブランドにこだわらず、とりあえずG3組みのカーボンホイールが欲しい!という人であればかなり満足できるのではないかと思う。
もっと安く手に入れたい!→AliExpressで探そう
ただせっかくならもっと安く手に入れたいと思うのは、生まれてこの方デフレしか経験したことない世代のサガなんだろうか。中国生産のホイールなのだから、中国通販サイトの最大手であるAriExpressで売られているに違いない。そう思って「carbon wheels」で検索すると…
出るわ出るわ中華カーボンホイール。大体3万円前半ぐらいから、ハブの種類やディープリムの高さを含め選べることが多い。中には明らかにブランド物のステッカーを貼って売ってるものもあって、さすがは中華マーケットだと感心する。こういう有象無象がある感じが面白い。
G3組みは問い合わせにて可能
見てみればわかることだが、商品一覧ページで探している限りG3組みのホイールはほぼほぼ出てこない。ただいろいろ商品を見ていくと、中にはスポークの組み方を指定できるというものもちらほら表れてくる。つまりどの出品者も、注文を受けてからリムとハブを組んでいる可能性がかなり高い。じゃあ問い合わせてみたらG3組みも可能なのではないか?と考えるのは至極当然だ。
さっそく商品ページの左サイドバーにある「販売者に連絡する」というフォームから連絡してみる。AliExpressは中国語で即座にチャットできるから超便利。で、英語で簡単な文章を書いて問い合わせてみる。
Hi
I want 35mm Clincher and G3 spork wheel.
Can I buy it?
英語が苦手でも特に臆することなく、グーグル翻訳などを使って聞いてみるといい。問い合わせたタイミングにもよるが、相手がオンラインであれば割とすぐに返事が来るはず。試しに2件の出品者に聞いてみたが、双方ともG3組みは可能だという返事が返ってきた。一方は激安店だったためか追加料金($20)を要求されたが、もう一方は特に追加料金なしで可能だという。業者にもよるが、3万円後半ぐらいからG3組みの中華カーボンホイールが組める事が分かった。
ハブによってG3組みができるか否かが変わる
問い合わせてみたときに出品者に教えてもらったのだが、G3組みはかなり特殊なスポークの張り方になるので、一部のハブでは組めないらしい。おそらく手組ホイールでよく使っているJベント(首折れ)スポーク用のハブであれば難なくこなせると思うのだが、完組ホイールでよく使われているストレートプルスポークの場合は、スポークの張り方はハブの構造に依存するので、ハブがかなり限られてくる。
ストレートプルスポークにこだわるならR36ハブ
どうしてもストレートプルスポークでG3組みをしたいなら、Powerway R36というハブでなら可能のようだ。実際にAmazonで販売されている中華カーボンホイールはこのハブを使用していた。
まとめ
以上をまとめると、
- AliExpressでG3組みを購入するには、チャットでの問い合わせが必要
- 安く抑えると3万円後半ぐらいから入手可能
- ストレートプルスポークにこだわるならR36ハブ
ということ。この辺の手間がめんどくさい人、並びに海外通販サイトを使うのが不安な人は、素直にAmazonで買った方がいいと思います。なお、全ての出品者がスポークの組み方指定に応じてくれるかは不明なので、自分で気になった出品者に問い合わせてみてください。最後に、この方法で購入したホイールの品質や安全性に関して当ブログは一切の責任を負いません。
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