制動力の強化を求めてエアロVブレーキを購入した。なかなか思ったよりも品質は良さそうなので、さっそくJAVA SILURO2にインストールしていく。
キャリパーブレーキを取り外す
何はともあれ純正のradiusブレーキを取り外す。
とりあえずはブレーキワイヤーを解除。ワイヤーキャップをペンチで引っ張るなりワイヤーを切るなりして外して、ワイヤーの固定金具を緩める。あとはアジャスターからも引っこ抜いて外してしまう。
フロントはフォークの裏側に特殊な形をしたナットが入っているので、5mmの六角を差し込み、回して外す。
そうすれば車体からキャリパーブレーキが外れる。今までお疲れ様でした。近所をぶらぶらするのにしか使ってないから100kmも使ってないと思うけど…。
同じ要領でリアのブレーキも外しておく。
エアロVブレーキを取り付ける
購入した中華エアロVブレーキには取扱説明書が入っていなかったが、構造的には超単純なので、取り付けに当たって特に難しいことはない。
SILURO2のカーボンフォークにはエアロVブレーキ用の台座が用意されているので、そこにエアロVブレーキを取り付ける。
これはもう、ブレーキ側の出っ張りを合わせて、スペーサーをかませたネジを入れていくだけなので簡単。ブレーキシューがフォークに干渉するので、シューの固定は緩めておく。また、単純な形状に見えて、ブレーキ本体は前後左右完全に別形状になっているので、形状をよく見てどれがどこに付くか判断する。
アジャスターとインナーワイヤーを用意
これを見ればわかる通り、購入したエアロVブレーキキットの中には、ワイヤーアジャスターが存在しなかった。またキャリパーブレーキよりも取り付け位置が遠くなったり、インナーワイヤーの長さが必要になったりするので、
シマノのスタンダードブレーキケーブルセットを別で用意した。
結論から言えば、同じタイミングでハンドルの高さを下げたこと+アジャスターを噛ましたこともあって、ブレーキのアウターワイヤーは必要なかった。ただJAVA純正Jagwireのアウターにシマノのインナーワイヤーを突っ込んでいるので、相性とか気になる人はアウターも交換したほうがいいかも。ハンドルの高さの変更がない場合は、特にフロントは長さが足りなくなるのでアウターの交換が必須。
現在は更に改良を加えて画像の仕様になってます。因みにリアは脚への接触も考えてフレキシブルタイプにしています。 pic.twitter.com/n0RrQqeCk6
— JAVA Bikes Japanセールスアカウント (@java_bikes) 2018年11月30日
またJAVA Bikes Japanで取り扱っている同型エアロVブレーキは、ガイドパイプにアジャスターが付属している仕様になっているそうな。先に知っていればそっちの方がすっきりした見た目と使い勝手の良さがあったのに…。というわけで今後欲しい人はそちらから購入するのがオススメ。
適当な場所にアジャスターをかまして、アウターの長さを調整しつつ、ブレーキワイヤーを入れ替える。
ワイヤーを張って最終調整
とにかくエアロVブレーキは左右でブレーキが分割されているせいで、ちょうどいいクリアランスでワイヤーを張るのが難しかった…。どうするのが正解なのかはわからないのだけども、僕はタイラップで適当な位置まで縛ってワイヤーを固定した。
個人的に思ったポイントは、ガイドパイプは浅い位置に取り付けておいた方がイイってこと。ここに取り付けておくと、手でブレーキを縮めるだけでワイヤーをリリースできるので、クイックリリースが不要になる。試しに深い位置でちょうどいいクリアランスに調整してみたら、リリースできなかった。
その後ブレーキレバーをぎゅっと握ってワイヤーの初期伸びを取ったのちにワイヤーを再度張り直し、ブレーキシューのトーイン調整などをしっかりやればOK。
余ったワイヤーはゴム系接着剤でほつれ止めしてみた
余ったワイヤーには普通キャップをカシメてほつれ止めするんだけども、なんだかキャップがもったいないのと、キャップをした場合はブレーキ本体にあるワイヤー収納用の切り欠きに上手く収まらない気がしたので…、
ゴム系の接着剤を使って、
ワイヤーを接着剤でコーティングしてみた。ほつれ防止だし、こんなもんでいいでしょ。
接着剤が乾いたのちに、ブレーキの切り欠きにワイヤーを突っ込めば作業完了。インプレは次回します。
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