10年ほど前に購入し、長年にわたって我が家のママチャリからMTBまでの空気を入れてきたパナレーサーの楽々ポンプ。もちろん愛車JAVA SILURO2のタイヤにもこれで空気を入れていたのだけども、口金が不具合を起こしてしまって、空気が入らない状況が頻発。ついには全く入らなくなってしまった…。
口金を治すのも悪くないのだけども、楽々ポンプはオールプラスチック製で安定感がなく、高圧まで入れるのも力が必要なのが気になっていた。長年使ってきたし、そろそろ買い替えてもいいかな~。
SERFAS FP-200
というわけでフロアポンプを買い替えた。選んだのがこの、SERFAS(サーファス) FP-200。カラーバリエーションがなんと8色もあるのだが、その中からレッドを選択。結構色鮮やかな赤色でかっこいい。金属製のポンプは細身でシュッとしていて、これまたかっこいい。
仏式/米式対応のシンプルバルブ
特徴的なのがこの口金。これ一個でロードバイクに多く使われている仏式バルブはもちろん、ママチャリや自動車に使われている米式バルブにも対応しているという優れもの。楽々ポンプの時のようにアダプターをかます必要がない。これだけでも空気を入れる時の手間が減ってうれしい。
他にも英式バルブ用のアダプターや、
ボールなどに使えるアダプターも付属。バルブを固定する際のレバーがちょっと硬いのが難点。
エアゲージは大きく見やすい
エアゲージはポンプの上部に取り付けられていて、かつサイズがそれなりに大型。白地に黒の文字盤、赤い針も見やすくていい感じ。外側の目印も適切な重さがあるので操作しやすく、かつ見やすい。
個人的に気に入らないのは、外側がPSI、内側がbar表示なこと。一般的な圧力の単位はbarなので、そっちを外側にしてほしかった…。
安定感抜群の脚
ポンプ部分だけでなく脚も金属製で、かつサイズが大きく重量もあるので、自立している際の安定感は素晴らしい。難点としては、地面との接触面にゴム等の保護材が全くないので、室内など床の傷が気になるような場所では、緩衝材を引くなどして対処しなければならないこと。
ハンドルが大きい
樹脂製のハンドルは水平方向に広い楕円形の断面になっているので、ポンピングするときの手との接触面を広く取っている。ハンドルが細いと手が痛くなるので、これは良心的な設計だ。
高圧まで楽に入る!
というわけでさっそく使ってみる。
バルブを緩めて、
口金を奥までカチッと入れる。
レバーを立てればしっかりと固定された。アダプターをかますという一手間がないだけで、ものすごく楽に感じる。ちなみに、この口金は立てて固定するタイプだが、それゆえ子供用自転車などのホイールサイズが小さい物に対して使うのは難しそうな感じがする。レバーの動きは少し固め。
あとはポンピングして空気を入れていく。
わざと空気をほぼ抜いた状態にしたのちに7barまで入れてみたが、特に何の苦労もなく入れることができた。それはなぜかというと、
- 金属製のポンプによる高い剛性
- 金属製の大型なベースによる高い安定感
- 大きめのハンドルによる手の負担軽減
が効いていると思う。特に安定感が素晴らしく、空気を入れている際にポンプがふらつかないので、常にまっすぐハンドルを押すことができるのだ。一回のポンピングで入る空気の量はもしかすると少ないのかもしれないが、楽に空気が入っていくのでそんなことは全く気にならない。5barを超えた辺りから少し手ごたえが硬くはなるものの、あっという間に高圧まで空気を入れることができた、そんな印象だ。
ロードバイクに最適なフロアポンプ
というわけで、SERFAS FP-200はタイヤに空気をパンパンに張る必要のあるロードバイクに最適なフロアポンプだった。特に安定感と剛性感が素晴らしく、この性能の高さによって空気を楽に入れられるんだなぁ~としみじみ思った。仏式アダプターが必要ない口金も楽ちんだし、デザインもシュッとしていてかっこいい。難点をしいて言うなら、英式のアダプターが邪魔。僕はエアゲージ側に移動させておいたが、いっそのこと外してしまってもいいように思った。
フロアポンプとしては高くも安くもないが、買い替えてよかったなと素直に思える、そんな一品だった。壊れた際の補修パーツもしっかりと用意されているようなので、長年にわたって使えるいいポンプだと思う。
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