ロードバイクが欲しいんだけども、メジャーメーカーのかっこいいバイクは軒並み高くて買えないから、中国から個人輸入してみた話。
AliExpressでロードバイクを買ってみる
ここに書いた通り、僕が最終的に欲しいと思ったバイクは「JAVA SILURO 2 2018モデル」。AliExpressで探すと、2つのストアが出品している状態で、片方(ストアA)は様々なJAVA Bikeを取り扱っているが、SILURO2は基本的に2017モデルを販売しているようだ。もう一方(ストアB)は2018モデルを取り扱ってはいるものの、2017モデルに比べると1.7万円も値段が高い…。
とりあえず値切ってみる
僕が欲しいのはあくまでも2018年モデル(シフターが新型SORA(R3000))なので、値段につられて2017年モデルを買うのは正直シャクだ。
というわけで、ストアBに連絡して、値切ってみることにした。
ひゃっかいだん「2018モデルのSILUROが欲しいんだけど、本体も送料も高すぎ!もうちょっと安くならない?」
ストアB「身長はいくつ?」
ひゃ「(フレームサイズが知りたいのかな?)171cmだから48サイズが欲しい。黒×黄のカラーリングのヤツ。」
B「それなら在庫有るからすぐ送れるよ」
ひゃ「わかった。いくらになるの?」
B「$550で送料無料でいいよ。早く注文しないと在庫無くなっちゃうかもよ」
ひゃ「OK、注文するわ」
という流れがものの1時間で完結するから中国通販ってすごい。適当な英語で会話できるからあんまりめんどくさくもない。ちなみに元値は$619+送料$85.18だったので、$154.18も値下げしてくれたことになる。いったいどういう値付けをしているのかわからない…。ちなみに、ストアAの2017モデルの方がもうちょっとだけ安いので、値段にこだわる人はそっちがいいと思う。2017年モデルを引き合いに出して値切ってみるのもいいかもしれない。
発注→値下げ価格の提示→支払い、というステップを踏む
メッセージで値切ったのはいいけども、注文する時点で画面に表示されている価格は値下げ交渉前のもの。ここで「Place Order」という発注だけして支払いはしない、という状態に一度すると、即座に値下げ後の価格が提示され、ストアから「値下げしといたよ!」というメッセージが届いた。
その辺の一連の流れは他のサイトのほうが詳しいので、そちらを見てほしい。とにかくそのメッセージが来た後に、クレジットカード情報を入力して支払いを行った。この辺は日本の通販サイトとは違う文化があるので、ちょっとドキドキするポイント。
入金から2日後に発送された
値引き交渉をした翌日に発注、支払いを行ったのだが、そこからしばらくストアから連絡がないせいでドキドキする時間を過ごしていた。ついに我慢できず、支払いから4日後にストアに問い合わせをした。
ひゃ「支払ったけど、いったいいつ商品を発送するの?」
B「○○○○○(英数字の羅列)」
ひゃ「(なんだ?問い合わせ番号か?)ついさっき発送したってこと?」
B「昨日送ったよ」
ひゃ「なるほど、OK」
このメッセージの直後に、AliExpressの注文ページに商品追跡情報が登録された。どうやら国際郵便で発送したようで、送られてきた追跡番号を入力すれば日本郵便のEMS追跡サービスでも追跡ができた。
送って即座に追跡番号を登録しないあたりが中国通販っぽいが、そこは中国国土のようなおおらかな心をもって対応してあげる必要があるようだ。
中国に2日、税関で5日、注文から届くまでは13日
そこからは毎日追跡サービスとにらめっこである。見ていると、中国国内で商品が国際郵便の手で税関を通過するまでに2日かかり、2日後に東京に到着。そこから東京の税関で4日間を過ごした僕のバイクは、福岡で通関手続きを受け、そして中継ぎを経て僕の下へとやってきた。商品の発送から到着までは9日間、注文してから到着までは13日間がかかった。
関税料+通関料が少額ながらかかった
DHLを使った国際郵便で送られてきたのだが、最終的に我が家に届けてくれたのは郵便局のおじさんだった。さっそく待ちに待った自転車を受け取ろうとしたときに、おじさんがこう言ってきた。
「関税料のお支払いが必要です。」
…なんだって?事前に調べていた情報だと、自転車本体の場合は基本的に無税ということだったのだが、どうやら今回は多少なりとも関税料必要になったらしい。よくわからない。
到着した自転車が入った段ボールにシールがぺたりと貼られていた。これに対して異議申し立てをすることもできるのだけども、今回は少額だしまぁいいかということでパス。どうやらそういうこともあるよ、というぐらいのイメージを持っておいた方がいいようだ。
何はともあれ、無事に到着
というわけで無事にロードバイクを中国から個人輸入することに成功した。僕としては初めての中国通販に約6万円を使ったのでかなりドキドキしたが、終わってみれば、時間がちょっとかかるだけで、なんてこともなかった。
税関を通過する際に中身をチェックしたのだろう、箱には一度蓋を開けた痕跡があり、かつ段ボールのベロが一部切られていた。違法薬物など国内に持ち込みが禁止されているものをチェックするために必要な処置なので、そのあたりは仕方がないと考えるべきだろう。ただ丁寧に梱包されていたので、商品に傷などは見当たらなかった。割とスムーズに商品が買えることが分かったので、これからも中国通販にチャレンジしてみたいな~と思った。
コメント
こんにちは。とてもわかりやすくていいですね。
私もロードバイクを買おうかと迷っているのですが、
ちょうどひゃっかいだんさんと同じようにJAVAのロードバイクが欲しくてどうすればいいか迷っております。
関税がかかると仰っていますが大体どのくらいだったのでしょうか?
こんにちは。
自転車の関税は記載してある通り基本的に無税のはずです。ですが僕の場合は関税がかかったので、運の要素もあるかと思われます…。
具体的な数字を書いていないのにも理由があるので明記は避けますが、本体+送料価格のおよそ2~3%ほどを見ておけば問題ないかと思います。
中国通販で購入したJAVA SILURO2はもちろん快調に走っているのですが、実際いくつか気になる点もあります。金額だけでいえば若干高くはなりますが、日本の正規代理店で購入するのも十二分にアリな選択肢だと考えます。
分かりました。細かい説明ありがとうございます。金額が限られているので、もう少し考えてみようと思います。でもロードバイクに乗ってみたいです。
親切心から申しますと、端的に言ってその金額を躊躇するのであれば、海外通販でロードバイクを購入するのはやめておいた方がいいと思います。
なぜなら、最悪の場合輸送中に荷物が紛失することもありますし、輸送中に破損する危険性も国内通販に比べて非常に高いためです。
またロードバイクは他の自転車に比べると簡単にスピードが出る乗り物ですので、ヘルメット等の安全装備品は必須です。
はるきさんが今どれだけのものを持っているのかは不明ですが、おおよそ自転車本体+2万円の費用を見積もっておくべきでしょう。
https://bicycle.hyakkaidan.com/425/
さらに整備してくれるお店も必要です。
私はDIYが好きで、ある程度工具も持ち合わせていますし、自転車を整備するにあたって必要な工具は今後揃えていくつもりです。
しかし工具というものはそこそこ値の張るもので、長く続けていくのであればDIYは結果的に安価になりますが、初期投資は馬鹿になりません。
書籍やインターネットには書かれていない様々なノウハウも整備するにあたって必要になります。
であれば、はるきさんの場合はロードバイクを販売している自転車屋さんで相談し、購入するほうがよいと考えます。
もちろん私も含め誰もが限られた予算の中で趣味を楽しんでいるので、はるきさんが一円でも安く抑えたいと考えているのはとてもよくわかります。
もしかすると自転車屋が型落ちのロードバイクを安く販売してくれる可能性もありますし、中古という選択肢もあるでしょう。
JAVAは少し特殊なバイクなので、ほとんどの自転車屋では購入できないかもしれません。
しかし、少し視野を広げて検討してみたほうがあなたにとっては良い選択肢が生まれると思います。
https://item.taobao.com/item.htm?spm=a230r.1.14.57.2346967cyDYtgk&id=625984051864&ns=1&abbucket=7#detail
こちらのjava siluro2 を買おうとしていますが、 重量は何キロかちょっと不明です。
それと中国からの発送料金って船便(1万2千円ぐらい)、飛行機(2万ぐらい)と調べ、わかってきました。
タオバオではまだ売られてるんですね!しかもSENSAHのコンポが付いてるのがおもしろいです。
大きく軽量化されているとは思えないので、おそらく重量は10kg前後だと思います。
ただ今どきの拡張性を考えるとディスクブレーキがいいですし、SILURO3はクイックリリース採用なので、
個人的にはFUOCO4がいいかなぁと思います。