大分県に住んでいるけども定期的に中部地方に用事がある僕は、いつもなら愛車のRX-8で自走で目的地まで行って、そのついでにミニサーキットで遊んでくるようなスタイルで過ごすことが多い。ただ今回は、後部座席にJAVA BIKES SILURO2を積み込み、目的地へと向かったのだった…。
松阪から伊勢神宮を目指すゆるポタ旅
なぜなら今回はサイクリング企画が仲間内の中で持ち上がったから。プランとしては、 三重県松阪市から出発し、約30km先の山の駅「コケコッコー共和国」で昼食を取って、さらに30km先の伊勢神宮でお参り。最終的には伊勢から輪行で松阪に戻る、というゆるポタルートだ。 そして参加メンバーは、
- 諸事情によりロードバイクに乗らざるを得なくなったが、気づいたら長距離ライダーと化していたT氏
- 激重クロスバイクに乗りながら、坂道で圧倒的脚力を見せる体力無限のK氏
- チャリを乗りに三重県まで来た男、ひゃっかいだん
の3名。体力無限のK氏は坂道で圧倒的なスピードを発揮するし、T氏は中華カーボンホイールに高級タイヤの組み合わせによってなかなか軽やかに走るので、僕は2人に置いて行かれないようにするために、ここの所坂道ばっかり登って鍛えていたのだった…。
松阪→コケコッコー共和国への坂道が辛い
まずは朝9時前に出発し、第一目的地を目指す。序盤は松阪市郊外の田園風景を走る平坦なルートで比較的楽ちんで、2月下旬にしてはちょうどいい具合に涼しいので気持ちがいい。運動するからと思って薄手の服を選んだけども、もうちょい着込めばよかったかな~なんて思いだした頃からじわじわと登りが表れだした。
平均勾配自体は大したことがないとはいえ、長くダラダラと昇っていく坂道は結構しんどい。スタートから18km付近にあった160号線沿いの山登りを終えた後、いったん休憩し体をクールダウン。その後は軽いアップダウンを繰り返すだけなのでそんなに辛くないな~と思っていたら、最後のコケコッコー共和国に入るための道が超絶ヒルクライムで、全員が無事死亡したのであった…。
マスコットキャラクター「ヤンキーコッコ」さんが出迎えてくれるコケコッコー共和国は、養鶏所とその直営のレストランや販売店が一体となったスポット。どうやら三重県のバイク乗りがツーリング先として選択する割とメジャーなスポットらしく、当日も結構な賑わいを見せていた。僕らが到着したときは11時前だったので他にお客さんはほぼいなかったが、12時を過ぎるとレストランはほぼ満席に。
養鶏所の直売店なので、とにかく新鮮な鶏肉や卵がいただける。特に卵かけ放題の卵かけごはんが美味しくて楽しい。地鶏から平飼いの親鳥肉まで種類があるが、どれも全国の鶏肉消費量で常にトップランカーの大分県民でも納得のおいしさ。平日だとお得なランチセットがあるのだけども、休日に適当に頼んでも割とリーズナブルな価格で、おなかも満足できた。
コケコッコー共和国→伊勢神宮へは下りがメイン
コケコッコー共和国まで結構登ってきたので、これから行く伊勢神宮までは下りがメインとなる。クロスバイク乗りK氏のギア比的な問題で飛ばすことは出来なかったが、そもそも当日はやたらと風が強く自転車があおられると危ないので、控えめなスピードで伊勢市を目指す。
外宮は前だけ通ってスルーしつつ、1時間20分ほどで約27kmを走って無事に伊勢神宮の本宮へ到着。特に何でもない日ではあったものの、土曜日ということもあって結構な人がいた。
あとは神宮を参拝したり、おかげ横丁でへんば餅などを食べて小腹を満たし、伊勢市内のお風呂で体を温める。最後に伊勢市駅に向かい、電車で松阪市まで戻ってゆるポタ旅は終了。先日購入した輪行袋(オーストリッチ ロード220)もようやく実用する機会ができて、ちょっと嬉しかった。
そのまま平地をビュンと走れば約30kmでスタート地点まで戻れるのだが、ご飯や参拝、おやつでゆっくり過ごしたので輪行で帰ってみた。友達と緩いコース設定で勝手気ままにサイクリングをするのはなかなか楽しいなぁ~。自転車は車に乗るし、輪行もやってみれば意外と簡単だということが分かったので、また機会を見つけて遊びたいと思った。
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