性能は十分。品質は微妙。ロードバイクにピッタリサイズ。Tomo Light 自転車用小型LEDテールライト CMA-1002LT

自転車用品
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道路交通法 第63条の9第2項によると、

自転車の運転者は、夜間(第五十二条第一項後段の場合を含む。)、内閣府令で定める基準に適合する反射器材を備えていない自転車を運転してはならない。ただし、第五十二条第一項前段の規定により尾灯をつけている場合は、この限りでない。

とあるので、夜間を走る場合は自転車には尾灯(テールライト)あるいは反射材(赤色または)の装着が義務付けられている。反射材さえあれば法律上問題ないのだけども、フロントライトと同じく自分の存在をアピールするために、テールランプもつけたい。ちなみに、反射板がない場合、尾灯は点滅ではなく点灯状態で使用する必要がある。

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なるべく小型なものがいい

とにかく明るいほうがいいヘッドライトと比べると、テールライトはそこまで強烈な明るさを必要としない。尾灯の明るさについての条件は各都道府県の条例で定められているが、およそ100m離れた距離から視認できること、というのが条件。暗い中であれば、ちょっとした明るさがあればそこまで離れていても視認できるはず。なので僕としてはテールランプは、なるべく小型で安価で長時間駆動できるものがいい。

Tomo Light 小型LEDテールライト

というわけで選んだのが、Tomo Lightのテールライト。Tomo Lightといえば、ちょっと前にやたらと親切丁寧な手紙が入ってくることがネットで話題になったライトメーカーだが、ぶっちゃけ売ってる商品自体は中国ですでに製造されているライトにロゴをプリントしただけのもの。実質的にはセレクトショップといってもいいような気がする。もっと安く買いたいのであれば中国通販から買えばいいのだけども、今回はめんどくさかったのでAmazonで購入した。

中身は、

  • テールライト本体
  • Oリング大(直径約40mm)
  • Oリング小(直径約30mm)
  • 充電用microUSBケーブル
  • 取扱説明書(全編日本語)
  • 手紙

といたってシンプル。この手の中国製品を買うと、日本語の説明書が付いていたとしてもかなり微妙な機械翻訳だったりするのだが、これは日本人が作ったと思われる親切丁寧なものが付属。説明書に製品保証書も付属していたが、保証は購入から90日以内であれば返品・交換を受け付けてくれるそうだ。

いきなり壊れたが、使用に支障はない

裏面は、おそらくシートポストに装着することを前提としてそうな程度にRが付いた曲面になっている。USB充電端子のゴム蓋(上部)と発泡クッション(下部)によって取り付け部位に傷がつかないように配慮されている。が、特に下部クッションが気休め程度な感じなので、気になる人は取り付け部位に保護シートなどを貼ったほうがいいと思う。パーツの合わせ面にも微妙に隙間が空いていて、生活防水らしいが全然期待できない。

とりあえず電源ボタンを押してもライトが付かなかったので、充電すべくUSB端子の蓋を開けようとしたら…、

ぽろっと取れてしまった。蓋には本来蓋が取れてしまわないようにするために返しが付いているのだけど、そのおかげで元に戻らない。返しと穴のサイズが微妙すぎて、抜けやすいのに元に戻せないのだ。これじゃあ蓋がつけられない…。

ってことで邪魔な部分を引きちぎって対処。これで閉められるようになったが、今後は蓋をなくさないように注意しながら使わないといけない。

点灯状態での使用時間は2時間(実測)

microUSB端子を刺して充電すると、LEDランプが1つ点灯した。ここで点灯するLEDランプは充電専用だった。明るい室内でも十分に視認が可能な明るさで光り、充電が完了すると消灯する。取扱説明書によると、

2時間の充電で約10時間使用できます。

とのこと。ただ、試してみた限り、フル充電からでも点灯状態だと2時間ぐらいしか持たなかった。点滅で使えばもう3時間ほど使用できた。僕が2時間も自転車で夜間を走ることはまずないので問題ではないが、頻繁に充電するのもめんどくさいので、もうちょっと長持ちしてほしいところ。

Oリングでシートステーに取り付け

さっそくシートステーに取り付けてみた。Oリングによる固定なので簡単だが、割としっかりと固定される。大・小どちらのリングでも固定できたが、大の場合は気持ち緩い感じ。固定方法が簡単すぎるのでいたずらで盗難にあうことと、Oリングの耐久性は心配。代替部品を探しておいた方がいいかもしれない。シートステーの細さに対してライトが若干大きいが、ロードバイクに着けても特に違和感はなく、すっきりした見た目だ。日本は左側通行なので、シートステーに取り付ける場合は車体右側だと視認性が高い。

明るさは十分!

電源ボタンを1秒ほど長押しすると電源がON。そこから電源ボタンを押すたび、常時点灯を含む4パターンの点滅が切り替わる。明るさは角度によっては眩しいぐらい明るいので、夜間の視認性も悪くないと思う。ただ、LEDの質がイマイチなのだと思うが、点灯し続けているとわずかに熱を持ち、それに伴って光量もわずかに落ちる。使用時間も考慮すると、補助灯として点滅で使うのがいいと思われる。

反射板との併用がオススメ

このテールライトはすっきりした見た目と十分な光量を持つ非常に安価なライトなのだが、連続点灯時間などに若干不安が残る。トンネルなど急激に暗くなった際に自動で点灯する機能なども備えていないので、電池切れのことや安全性を考えると反射板との併用がいいだろう。自身の存在をアピールするための補助等としてうまく活用したい。

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