ロードバイクに乗っていると疲れてのどが渇くので、サイクルボトルは必需品。僕は最強の保冷力を持つTHERMOS FFQ-600を愛用しているのだけども、これには一点だけ問題が有った。
疲れて心臓バクバクの時にストローで吸うのは意外と辛い
特にFFQ-600は逆流防止弁がある関係で、マックシェイクほどではないにせよ普通のストローよりは若干吸うのに力が必要なのだ。また多少重量が有ったり、金属製ゆえに振動でボトルケージのボルトが緩んだりと、運用には若干気を遣う面があったりする。やっぱり普通のサイクルボトルも欲しい。
定番サイクルボトル:CAMELBAK ポディウムチル
というわけで買ってみたのが、ちょうド定番のサイクルボトルであるCAMELBAK ポディウムチル。保冷力の無い=二重構造になっていないCAMELBAK ポディウムでもよかったのだが、値段がほんのわずかしか変わらなかったのでこっちを選んでみた。
今回購入したのは21OZ(0.62L)モデル。500mLのペットボトル一本分+氷ぐらいの量が入る。重量は実測で106gと十分軽い。
二重構造ながら柔らかく握りやすい
CAMELBAK ポディウムチルは二重構造になっているのだが、その割には結構柔らかく握りやすい。これぐらい柔らかければ、疲れていて心臓がバクバクしているときでも水分補給ができる。逆流防止弁が付いているのでひっくり返すだけでは液体が漏れず、ぎゅっと握れば適量が口に流し込まれる。シリコンの口当たりも良く、プラスチック臭さも少ないので快適。
ただ一方で、構造的に最後の一口が出てこない。ほんのわずかに中身が残った状態で捨てるかつぎ足すかしないといけないのは若干残念に思う。
バルブ付きで持ち運び時に漏れない
キャップの上に銀色のバルブが付いているのだが、これをひねると水が漏れなくなる。すごく単純な構造の割に密閉力はそこそこあり、リュックサックなどに入れたときに水漏れしてしまうことを防げる。ただ思いっきり握ると漏れるので、置き場所は少し注意したほうがいいだろう。
キャップ部分は容易に分解できるので、洗うのも簡単。普段のお手入れの時は写真右の裏蓋のみを取って洗えばOK。清潔を保てる。
保冷力は…そこまで期待できない
CAMELBAK ポディウムチルは二重構造になっていて、一般的なサイクルボトルに比べれば多少の保冷力を持っている。ただ…やはりそこは所詮プラスチック製の水筒なので、冷たい物を入れればその温度は外へと伝わっていくので、温度をキープしておくことはかなり難しいように感じた。ペットボトルよりはマシ、なレベル。
外気温30℃程度の時に使ってみたところ、冷蔵庫で冷やした飲み物の冷たさは30分も持たなかった。キンキンに冷えた飲み物を飲みたいという欲求をこのボトルで叶えるのはかなり難しい。ただ、暑いときは飲み物なんて一瞬で無くなるので、そこまでの保冷力は必要ないかもしれない。
定番品なだけあってよくできている
しかしさすがは定番品なだけあって、ボトルケージに出し入れしやすいし、座りもいいし、飲みやすいし、軽いし、持ち運びしやすいし、お手入れも簡単と、文句をつけるところがほとんどなかった。安いボトルに比べると少し値が張るのは事実だが、それなりの価値はあると思う。
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