自転車に乗るときに気になること。それはズボンの裾の汚れ。右足側にはチェーンとスプロケがあるので、汚れて黒くなったチェーンオイルがガンガン長ズボンの裾についてしまう。「ロードバイクに乗ってるなら、それなりの格好をすればいいじゃない」って言われればその通りなんだけど、僕はもっとカジュアルな感じで乗りたいので…。
事務用のクリップが大活躍!だったのだけど…
実は今まではこういう事務用のクリップを使ってズボンの裾を止めていた。ズボンの余分な分を折り曲げ、クリップで端っこを止めてしまえば終了!クリップも小さく目立たないし、なかなか固定力があるので外れたことなど一度もなかった。もちろんズボンの汚れも皆無。その辺に転がってただけのクリップで目的を達成できるのだから、実に素晴らしい…。
…とは思っていたのだけど、問題点が一つ。
付けるのが地味にめんどくさい。
些細な問題ではあるが、体を折り曲げてせっせせっせとズボンの裾をクリップで止めるのは、やってみると分かるが微妙に難しい。もっと手軽に簡単にズボンの端がビラビラしないようにしたい。
オーストリッチ ズボンクリップC
というわけで今回買ったのが、自転車の輪行袋でおなじみのオーストリッチから販売されている「ズボンクリップC」。
正直「これで500円…?」と言いたくなる程度に見た目は安っぽい。百均で普通に売ってそうなレベルだ。厚手の合成ゴム製ストレッチ素材で出来ているので、引っ張ると適度に伸縮する。
2か所にある銀色は反射素材なので、夜間に自動車のヘッドライトなどを反射し視認性を上げてくれる。ここは自転車用品としての安全性が考えられていて〇。
マジックテープ止めで簡単固定
固定はマジックテープで止めるだけといたってシンプル。いすなどに座っていれば、右足のズボンにクルッと巻くだけなので、2秒でズボンの裾を抑えられる。剥がす時に「ベリベリ」というのはご愛嬌だが、当然外すのも一瞬。
簡単固定なのに全くズレない
というわけでさっそくズボンに巻いて走ってみた。足首に巻物をしている状態なので正直なところ最初は少し違和感があったが、走ってしまえば特に気になることはない。ただ幅広のバンドで抑えているので、通気性が少し悪化したのかいつもよりも暑さを感じた気はした。重量はおよそ20gなので重さを感じることも無い。
1時間ほどぶらぶらと走ってみたが、ズボンクリップの存在が気になるような場面は無し。家に帰り付いてもズボンクリップは全くズレておらず、当然ズボンの汚れも皆無。絶妙な伸縮性と摩擦力でしっかりとズボンを抑えてくれたようだ。
定番品なだけあって最強
見や目の安っぽさは気になるところだが、さすがは定番品なだけあってその性能はピカイチ。自転車に乗っている限りは何の不満もなく使える裾止めだった。使わない時はフレームのトップチューブにでも巻いておけばいいし、輪行中はフレームの傷が入りそうな部分にでも巻けばいい。邪魔ならズボンのポケットやカバンの中など、どこにでも突っ込んでおけるほどコンパクトに折りたたむこともできる。価格も手軽なので、長ズボンで気軽に自転車に乗りたい人は買ってみてはいかがだろうか?
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